ジョアン・ジルベルト

calpo2004-10-13

10/11(祝)、ジョアン・ジルベルト東京公演最終日に行ってきた。
すばらしかった。
ジョアンが神様と言われるのが良くわかった。
ギターがうまいとか歌が素敵とか、そうなんだけど、それだけが神様と呼ばれるゆえんではないのだと思った。

ボサノヴァジョアンジルベルトであり、ジョアンジルベルトはボサノヴァ以上だ、とはよく言ったものだ。
始めはボサノヴァのコンサートに行ったつもりだったけど、終わってみたら、ちょっと違うことに気づいた。
僕らは「ボサノヴァを聴きにいった」のではなく、「ジョアンジルベルトに会いに行った」のだったと思う。

後でいろんな日記なんかの感想をみて、本当にすごいコンサートだったんだとわかった。
ジョアンの「アリガトウ」という言葉、即興のJapon、集まった人たちの拍手、手拍子。
フリーズ中も拍手をやめられなかった僕らと、アンコールに答え、歌うことをやめられなかったジョアン。
お互いの「ありがとう」が通じ合ってすばらしいコンサートになったんだと思った。

ゲッツ/ジルベルト

ゲッツ/ジルベルト

当日

事前にある程度調べて、開演は遅れ、途中フリーズの可能性もあり、終演はいつになるやら全くわからない。
とのことだったので、途中でお腹が空かないような腹ごしらえをすることにしておいた。
結局かなり遅めの昼ご飯で、なおもさんが大好きな飯田橋カニチャーハン。やっぱりうまかった。
普段はこっちのほうが食べるの早いのに、なおもさんのがさっさと食べ終わってた。本当にチャーハンが好きなのだ。わかりやすすぎ。わしもなおもさんがすごい勢いで食べちゃうようなカレーとかシチューを作りたいもんだ。

ちょっと食後のお茶して東京国際フォーラムへ。
すごいきれいな建物でびびった。ちょっと心地よい緊張がありつつ、帝国ホテル特性スープに笑ったりしつつ、17:00には着席。ぎりぎりの時間だったけど、当然開演は遅れると思ってたのでのんびりのんびり。他の人も全然着席する気配などなかった。帝国ホテルスープも普通に売り出し中だったし。

演奏は唐突に、静かに始まった。曲間での拍手は短めだと思った。これならフリーズしないなーと。
結局と十数曲終わったところでまったんだけど。
フリーズ中の拍手はまばらだった。けど、ところどころで口笛など混ざりつつ、なんのきっかけもなく突然曲間の拍手と同じような盛大な拍手になったりしつつ、自然と手拍子に。
係員の静止が始まり、2階席での拍手が完全に止んだあとも、なおもさんは一人こっそり手を叩いていた。ぽふぽふ。あとで聞いたらほんとに拍手しまくる決意だったらしい。実際いっぱい拍手してよかったと思った。あー、よかった。ありがとうジョアン。

これで最後だなーと思ったイパネマの娘で終わらなかったり、突然歌い始めたJaponに興奮したりしつつ、最後は自然にはじめてのスタンディングオベーション。途中も自然と叩く手が上に上がってったけど、人間って感動するとスタンディングオベーションなんだなーと。

んで、満足しつつポマードでちょっと飲んで帰った。
んで、空調の止まった会場で汗びっしょりだったのでお風呂はいってちょっと夜更かしした。

大満足の三連休だった。ほんとに。